私たちが普段、商品の交換やサービスの利用などで利用するお金。
現代では電子マネーやスマホ決済によるキャッシュレス払いなどが広く浸透してるなか、現金払い派の私は昨日はコンビニにきていました。
夜という事もあり、お目当ての菓子パンが品切れだったのが残念だったが、夜食を買いました。
そのお釣りを貰った時にふと思いました。
この硬貨の模様にはどんな意味があるのだろうかと。
今回それについて調べて、面白かったので紹介します。
目次
1円玉
おそらく、みんなからじゃま者扱いされるが、縁の下の力持ちの1円玉から。
表面(左)を見てみると若木(まだ伸びきってない木)が描かれているのが分かるかと思いますが、なんとこれ実在しない若木らしいです。
裏表デザインした人は異なり、表面をデザインしたのは「中村雅美さん」という方みたいです。
中村雅美さんは、
「特にモデルとした木はなく、だからこそ逆にどの木にも通じると考えた」と明かしています。
「若木」のデザインは、日本が伸びゆく姿を象徴してるみたいです!
ちなみ、硬貨の裏表の見分け方は造幣局より、「製造年が書かれている方が裏」と定めてます。
詳しく
第二次世界大戦後の1954年、全国から2581点もの一般公募された中から、
表面の「若木」は「中村雅美さん」、
裏面の「1」は大阪府在住の「高島登二雄さん」の案が選ばれたみたいです。
なので、受賞者に対して賞金7万5000円のところ、半額の3万5000円をそれぞれ贈呈されたみたいです。
安く聞こえるかも知れませんが、昔のお金の基準なので現在のお金に換算すると何十万とかすると思います。
こうして一般公募によって決められた一円玉ですが、
現代発行中の通常硬貨(例10円、50円)のうち、一般公募によって決められた硬貨は一円玉だけみたいです。
ちなみに、一円の若木のデザインには葉っぱが8枚描かれてるのが分かるかと思います。これには面白い説がありまして、
1円玉に葉っぱ8枚.....
⇓
1に8....
⇓
1か8...
⇓
一か八か..!
つまり、運を天に任せろという「一か八か」の意味が一円玉には込められているという。
......嘘です。すいません。私が適当に考えた説です。なんか思いついたんで書きました。
くだらない冗談はさておき、今度はちゃんとした雑学です。
これは有名な話かも知れませんが、1円玉を作るのに3円かかるみたいです。
1枚にかかる原価は0.3円程度らしいが、加工などの費用を足すと3円かかっちゃうみたいです。
ちなみにキャッシュレス化が進むことで、令和に入ってからの1円玉の製造枚数はほぼ無いので、令和の1円は高値がついてるみたいだす。
5円玉
次に、「五円」には「ご縁がある」の語呂合わせが有名な5円玉、道路に落ちてたら拾うか迷う。
先程、「製造年が書かれている方が裏」と言ったとおり、この場合だと画面左側が表になります。
五円のデザインの表面は当時の日本の主な産業の「農業」、「工業」、「水産業」、を表しているみたいです。
それぞれ、「稲穂=農業」、「歯車=工業」、「水=水産業」が割り当てられています。
裏面には発芽した時、最初に出る二枚の葉っぱの双葉が描かれている。
この双葉は林業を表し、
双葉は比喩的に物事の初めを意味するので、「民主主義に向かって伸びていく日本」を表しているみたいです。
詳しく
黄銅で造られた5円玉黄銅貨は三種存在するみたいです。
昭和23年〜昭和24年 : 無孔の五円黄銅貨
昭和24年〜昭和33年 : 有孔・楷書体の五円黄銅貨
昭和34年〜現在 : 有孔・ゴシック体の五円黄銅貨
があります。
それぞれ見ていきましょう!
無孔の五円黄銅貨
表面は国会議事堂、裏面は鳩と梅花(ばいか)が描かれていて側面にはギザがついている。
当時の物価の上昇から重量を減らすため、無孔から有孔のものに変更されたみたいです。
そして、10円青銅貨と見分けがつきにくいため、有孔のものはギザがなくなったみたいです。
ちなみに、日本で現在法律上有功なものの中だと最古みたいです。
有孔・楷書体の五円黄銅貨
筆で書いたように見えることから「フデ五」とも呼ばれる。
デザインは現代の5円と基本は同じだが、文字が毛筆で書かれたような楷書体で、日本国の「国」の部分が「國」になっている。
有孔・ゴシック体の五円黄銅貨
現代で使われている5円。
文字の書体がゴシック体の新字体表記に改められ、日本国の国が、「國」から「国」に変わったみたいです。
ちなみに五円硬貨には穴が空いているのは、いくつか理由があるみたいです。
- 材料の節約
- 他の硬貨との区別(特に視覚障がい者の方たちの判別を容易にするため)
- 偽造防止
などが理由ととしてあげられます。
10円玉
最後に10円玉。自販機のおつりで100円ではなく、10円が十枚でてきたら絶望。
駄菓子屋では神様的存在の10円ですが、表面(左)には、京都府宇治市の平等院鳳凰堂 と唐草模様が描かれている。
平等院鳳凰堂が選ばれた理由は発行当時、最高額硬貨だった為、偽造防止の意味も含められ、決められたとか。
平等院のホームページには、
「日本の代表的な文化財で、建物に特徴があるから」と記されています。
裏面のリボンで結ばれた植物の模様は、特定の樹木でなく常盤木(ときわぎ)という常緑樹。
常盤木(ときわぎ)とは松の別名のことです。
詳しく
10円青銅貨にはギザなしの10円(現在)と、ギザありの10円(ギザ10)の二種類が存在している。
それぞれ見ていこう!
ギザありの10円青銅貨
昭和26年〜昭和33年にかけて製造されたギザ10は名前の通り、側面に「ギザ」がある。
一度は自分のお金にエラーコインや、ギザ10などが入ってないか探したことがあるのではないでしょうか。
私は子供の頃、ギザ10で結構テンション上がってた気がします。
ちなみに、「ギザ」は偽造防止の為もあるが、当時の最高額を象徴しているみたいだす!
ギザなし10円玉青銅貨
昭和34年〜現代にかけて発行されている10円(ギザなし)。
昭和33年から銅の価値が著しく下がったことや、50円や100円の登場で10円が最高額硬貨が変わることで、ギザなしの10円へとデザインを変えていったみたいです。
最後に
5円玉って書体が違うやつがあるんですね。初めて知りました。
一応家にあるか、気になったんで家のお金を見ましたが無かったです。
まあ、あっても普通に使っちゃいそうですが、、。
全然関係ないですが、生活リズムが狂って直らない(助けて)。
それはさておき、次回に「50円」、「100円」、「500円」について書きたいと思います。
以上、「1円」、「5円」、「10円」硬貨に描かれてるものの意味でした。
ではまた!
次回もよかったら⇓