「あんこ」について詳しく調べてみました

 

今週のお題「あんこ」

現代ではあんこが使われている食べ物がたくさん存在します。

そんな中で「こしあん派」「つぶあん派」などをよく耳にしますが、そもそも「こしあん」と「つぶあん」ってどのように違いがあるんのでしょうか。

そして、「あんこ」とは何なのか。

それを疑問に思ったので今日は「あんこ」について調べたことを紹介していきます。

 

 

目次

 

 

あんことは

「あんこ」とは漢字で「餡子」と書きます。

この餡(あん)というのは食べ物の中に詰めて調理する具材という意味があるみたいです。

ですので、「あんこは全て豆からできてる」と僕は思っていたのですが、一概にそうは言えないみたいです。

豆以外にも、「さつまいも」からつくられた餡や、「カボチャや栗、バナナ」なんかから作られたりもするみたいです!

現代ではあんこと言えば「甘い」イメージがありますが、元々はそうでなかったという。

「どこ発祥なのか」、昔の「あんこ」とはどんなものだったのか、あんこの起源を見ていきましょう!

 

起源

小豆の起源

まずは、あんこの原材料として使われる小豆の起源から。

小豆は縄文時代の遺跡からも発掘されるほど古く、日本最古の書籍「古事記」にも登場するみたいです。

諸説あるが、小豆の「あ」は赤色を意味し、「つき・ずき」は溶けるの意味から赤く煮ると皮が破れて豆が崩れやすいことから「あずき」なったとされるみたいです!

 

あんこの起源

あんこの原型が日本に広まったのは飛鳥時代(592~710年)に中国から遣隋使によって伝えられました。

しかし、当時は食べ物の中に詰めて調理する具材として伝わったので、野菜や肉を詰めるのが原型だったという。

そこから一説によると、「肉類」から「豆類」を使うようになったのは、、精進料理(植物性の食材のみ)を食べていた僧侶の方たちが、肉の代用として大豆を用いたからだとされるみたいです。

しかし、当時のあんこは塩味が主流でした。

そこから室町時代(1336~1573)、中国から伝来した甘味のある「砂糖」によって私たちがよく知るあんこになったみたいです。

ですが、このころは高貴な身分しか食べられなかったものの、江戸時代(1603~1868)には幕府が砂糖の国産化を進めたため、庶民の間でも広まり、あんこをつかった和菓子が作られるようになったみたいです。

 

あんこの種類

一口にあんこと言っても何百種類もあるのでここでは代表的なものを、「原材料」、「製造法」、「加工度」の3つに分けて紹介します。

 

原材料別

 

小豆あん

「小豆あん」名前の通り小豆からできたあんこです。私たちが一般的に「あんこ」と言ってるのはこれのことですね。

 

別名で黒あんとも言われるみたいだす!

 

白あん

「白あん」は白いんげん豆や白小豆などからできており、名前通り白く、「小豆あん」よりもあっさりしてるのが特徴です。

フルーツなどに合わせて使われたりします。

ちなみに、カントリーマアムには白ねりあんが入っているみたいです。

 

赤あん

「赤あん」は「小豆あん」の別名としても使われますが一概に同じとは言えません。

赤あんには「赤いんげん豆」といった小豆以外の豆も使われます。

 

うぐいすあん

「うぐいすあん」はうぐいす豆からできており、鮮やかな緑色が特徴です。

うぐいす豆は「青エンドウ豆」を甘く味付けしたものみたいです。

ちなみに「青エンドウ豆」を完熟前に収穫したものを「グリーンピース」と言うみたいです。

 

ずんだあん

「ずんだあん」も同じく鮮やかな緑色ですが、枝豆が原料となっています。

宮城県山形県の地域固有のあんこみたいです。

 

バナナあん

「バナナあん」は熱を加えたバナナからできたあんこです。

豆以外の原材料からもできるみたいです。

 

 

製造法別

よく論争が起きる「つぶあん派とこしあん派」の他にも「小倉あん」「つぶしあん」などがあります。

それぞれの違いを見ていきましょう!

 

つぶあん

小豆の皮をなるべく破らないようにして、豆の形をある程度残したあんこです。

小豆の粒の食感が味わえます。

 

こしあん

つぶあんとは真逆で小豆を潰して後、裏ごしして皮を取り除いたあんこです。

なめらかな舌触りが特徴です。

 

つぶしあん

つぶあん」の粒を潰して、皮は取り除かないものが「つぶしあん」です。

つぶあん」と「こしあん」の中間的存在です。

ですので、つぶあんvsこしあんの論争が嫌になったらつぶしあんを選びましょう。

 

小倉あん

大納言小豆などの大粒の小豆を蜜で煮上げて、こしあんなどに混ぜたものが「小倉あん」です。

「小倉」の名前は京都の小倉山が由来とされてるみたいです。

 

加工度別

あんこは加工度によって「生あん」、「晒しあん」「練りあん」に分けられるみたいです。

それぞれ見ていきましょう!

 

生あん

「生あん」は小豆を煮て、砂糖を加える前のあんこです。

なまあんを使えば、自分好みの甘さのあんこが作れますね!

 

晒しあん

「晒しあん」は「なまあん」を乾燥させた粉末状のものです。

粉末状なので保存しやすく、日持ちさせることができます。

 

りあん

「練りあん」は、「なまあん」、「さらしあん」に砂糖を加えて練ったもので、ペースト状なのが特徴です。

 

あんこ検定が存在する?

世の中には面白い検定があるものです。

2018年からにしいあんこさんがが行っている「日本あんこ協会」で「あんこ検定」を受けられます。

種類は「あんこ男子検定」と「あんこ女子検定」に分けられるみたいです。

この試験を合格すると、あんこのスペシャリスト「あんバサダー(日本あんこ協会員)」として、活動でき、あんこに関する知識を社会的に評価される証をゲットできます。

 

 

試しに僕も受けてみました。

結果はまだわかりませんが、試験はとてもユニークで面白かったです!

問題に関しては知識よりも、「あんこ」への愛が大事ということが伝わってきます笑

手軽ですぐ終わるので、よかったらみなさんも受けてみてはどうでしょうか。

 

国家資格ではないだすよ。

anko.love

 

あんこが使われてるお菓子一覧

もし、友達に「あんこが使われているお菓子だけでしりとりしようぜ」と言われた時のために「あんこが使われているお菓子」の一覧を残しておきます。

 

どら焼き/おしるこ/ぜんざい/ようかん/おはぎ/大福/きんつば/もなか/饅頭/あんころ餅/あんドーナッツ/たい焼き/今川焼き/小倉トースト/あずきバー/あんぱん/しろくまアイス/かき氷/タルト/アズキバー/八ツ橋//あんみつ/あんまん/あんまき/カントリーマアム/ままどおる/月餅/団子/パフェ/ババロア...など

 

お菓子に絞らなければ、ギョウザ、ショウロンポウ、中華まんなども「あんこ」が含まれますが、日本で「あんこ」と言えば一般的には「甘いあんこ」のことを指すみたいだす!

 

最後に

世の中にはたくさんのあんこが存在し、活用されているみたいですね。

僕自身、普段あんこはあんまり食べませんが、しいていうなら「こしあん派」です。

ですが、「つぶあん」が嫌いなわけではないです。

それはさておき、あんこ検定の合否が届いたら、また報告します。

では今日はこのへんで!